2008年10月09日(木) 山梨日日新聞より  情報提供 「かがみせんざ
伝統の強行遠足 40年ぶり再挑戦
甲府一高OBの25人 11日に出発



 甲府一高を1968(昭和43)年に卒業した四三会のメンバー25人が
11、12の両日、旧交を温める企画として母校の伝統、強行遠足に再挑戦する。
3つのコースを設け、提案者で学生時代に踏破できなかったという東京都調布市の
小木曽博さん(59)らは、長野県小諸市までの約100キロを歩く。
 今回のメンバーが在学していた65年ごろの強行遠足は、男子が母校から小諸市
までの約100キロ、女子が北杜市須玉町から長野県小海町までの約45キロだった。
小木曽さんが今年7月、都内で開かれた学年同窓会で企画を提案し、男性21人と
女性4人が参加を申し出た。
 コースは、小海町から佐久市臼田町までの「お気楽コース」(12キロ)と、
南牧村野辺山から小諸市までの「健脚コース」(50キロ)、母校から小諸市までの
「踏破コース」(約100キロ)を用意した。
 健脚コースに参加する甲府市相生2丁目の沢登孝明さん(59)は、「当時は強行遠足
に参加したくて入学する生徒がいた。忍耐力を学ぶ貴重な機会だった」と振り返る。
同級生に会える当日を心待ちにしていて「ゴールに到着した後の一杯も楽しみだ」
と話している。
 小木曽さんらが挑戦する踏破コースは11日午後11時、学校をスタートし夜を
徹して歩き続ける。3年間1度も完走できずリベンジに燃えているという小木曽さん。
「2年前に友人と2人で強行遠足をしたが、80キロ地点で断念した。年も年だから
ゴールにたどり着けるか分からないが、学生時代の気持ちで臨みたい」と気合を入れていた。

 小木曽さんの強行遠足リベンジは第13号日新鐘21ページ参照(Web管理者追記)