新刊紹介
田氏末路考 入峡記』を繙く
  著者 堀内万寿夫(S42年卒)    

 

著者/堀内万寿夫( ほりうちますお)
1949年3月山梨県甲府市生まれ
山梨県立甲府第一高等学校卒
・明治大学法学部法律学科卒
元山梨県立文学館学芸員
日本文蓼家協会会員
主な著書
「修羅の花」 叢文社
「山梨の文学」(山梨日日新聞社)共著

A5 版上製 192 ページ
本文111ページ、アルバム80ページ
定価 1,980 円(税込)
令和5年1月より販売

装丁・レイアウト・写真 小田 敬(S42)
史料収集・校閲 八田政恭(S42)

 問い合わせ先
八田政恭(S42年卒)
090-8872-7858


 

『入峡記』とは旧幕臣であり、彰義隊にも参加し、『日本奴隷史』などの著者である阿
部弘蔵が明治35 年に書いた山梨への紀行文であるが、先祖阿部加賀守勝宝(武田家の
使い番十二衆の一人) の墓参を兼ねて武田勝頼公の末路を、様々な文献を参照しなが
ら考察した歴史考察書でもある。
入峡記序を記した「鷹洲逸史完之」織田完之は 明治8年頃ここ八田村の八田家を訪
れたであろうことが伺える記述がある。
勝頼公が新府を出立し、駒飼での滞在から天目山までの経路の考察。
敵軍滝川一益の進路、川尻秀勝の進路について考察している。
しかしなぜかその後の歴史考察分野では殆ど取り上げられていない。阿部弘蔵の記
述は難解で現代の国語教育めレベルでは理解が難しいと思われるため、この『入峡記』
を現代の言葉に書き直して、改めて世に出そうと考えた。
読者の理解を助けるためと、歴史遺物の紹介をするために写真を多用して一冊の本
に纏めた。
近年の歴史研究とは一線を画し、通説、俗説を見直す意味でも、120 年前の明治35
年にどんな資料や遺物があったのかを確認する意味でも一読の価値がある。

 購入可能書店 施設売店等
  石和温泉 宿泊施設売店など
  (県立博物館売店) (甲府 朗月堂書店)
  (甲斐市 敷島書房)
  (天真堂書店 山梨市 甲州市 甲府市各店) 

 甲府一高東京同窓会協賛特別販売結果報告
 出版者八田政恭氏(東京同窓会監事S42年卒)より、甲府一高東京同窓会(2023年7月8日京王プラザホテル)
 にて、販売し、売上げから、東京同窓会に物販協賛金:書籍として37,000円の提供をいただきました。
 A4カラーで38枚収録